2019.01.20 狂言の会の印象
毎年、この時期になると山本家の狂言の会がありここ数年の毎年のように行っていた。
昨年は諸事情により開催されなかったので2年ぶりという事になる。
今回の演目は則俊氏による三番三と狂言「しびり」に「唐相撲」という豪華版と言っても良い感じの演目。昨年10月に横浜能楽堂で開催された「修羅能と狂言」を観に行った時に則俊氏が「那須」を体調不良という事で降板されていてちょっと心配していたのだが今回は三番三を踏むという事で楽しみにしていた。緑の装束で・・・何だろう。奇麗でそれなりに力強い三番三で・・・和泉流とはかなり違う感じがした。最後の東次郎氏の話の中で「稲魂(いなだま)の舞」と言っておられたがなんかすごく納得した感じがした。
「しびり」この狂言は大蔵流では初舞台の時に太郎冠者を演じる事が多い狂言だそうで・・・10分ぐらいで物語が完結しているという事と太郎冠者が主役であるというの重要なんだろうな~と思うこの日やられた演目の中では一番狂言らしい狂言という気がした。
「唐相撲」この狂言は登場するのが20人以上という狂言で茂山家のものと山本家のものを過去に観た事があり茂山家ののはDVDで何十回と観ている狂言で大好きな狂言の一つです。見どころは色々あると思いますが・・・個人的にこの狂言は思いっきり笑いたいという感じで狂言の何て書けば良いんだろう?家の持った芸風・家風というかなんせ山本家はこれ
ですから・・・まぁこれは先代の東次郎氏の言葉らしいが・・・それに対して茂山家はお豆腐狂言ですから・・・この唐相撲は個人的には茂山家の方が好きです。茂山家も今度やるようですので・・・観に行きたいと思っている私がいる。
| 固定リンク
「狂言.歌舞伎など」カテゴリの記事
- 史上空前の狂言会 30人超VSたった1人の印象 (2019.04.30)
- 2019.01.20 狂言の会の印象(2019.01.24)
- 正月2日 2ヶ所で三番叟を観る(2019.01.07)
- 2018.04.08 横浜狂言堂の印象(2018.04.11)
- 2017・08・13 横浜狂言堂の印象(2017.08.18)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント