2015.02.08 横浜狂言堂の印象
8日、横浜能楽堂に出かける。この日は昼間横浜能楽堂で横浜狂言堂という事で野村万作家の狂言を観てその後夜、国立能楽堂で野村万蔵家?野村萬蔵氏と南原清隆氏(ウッチャンナンチャンの南原氏)の現代狂言を観るというスケジュール。
まずは横浜能楽堂で狂言2曲。隠狸と伊文字を観る。まずは解説という事で深田氏が話しをする。あまり能楽堂での解説が慣れていないのか立ち位置があまりよくない。正面を見て話をされている事が多く立っている場所も脇柱や目付柱に近いところで・・・確かに時折脇正面席の方を向くのだが・・・。慣れている方は本舞台中央で中正面方向に向って立って正面席方向や脇正面席方向を交互に見ながら話されるのだが・・・。話されている内容は今回上演される狂言の内容で両方にシテが中入りすることや黒澤映画の「乱」などそれと会場全体で「伊文字の付いた国の名は」のイントネーション・リズムをつけてのオウム返し。20分ぐらいで興味深いことが多かったです。
隠狸:この狂言は何度か観た事のある狂言で・・・太郎冠者の袴の色が赤橙色でいいなと思っていてみていると肩衣の裾の下も同じ色になっていて・・・良いですね。面白い狂言です。太郎冠者がわざとぎこちなく舞うところもよかったですね。竹山氏や内藤氏は若手だと思っていたがかなりすごいなと思って万作家のホームページを見ると竹山氏は4歳で入門しているらしい・・・何者だ?4歳で自分の意思?詳しいことは分かりませんが・・・1980年生まれ今年で35歳か・・・確かに若手にはなると思うが・・・この家の狂言は万作・萬斎がいてそちらに目がいってしまっていて・・・観に行こうと思ってもチケット売り切れの事が多いというイメージがありあんまり観ていなかったけど面白いかもしれない。
伊文字:この狂言はやはり何回か観た事は観ているはずだが前回観たのが何時か分からないぐらい前で多分7年以上前で・・・ほとんど初めて観る感じで・・・解説の時に深田氏が今回は今までのものと少し変わっていて少し長めになっているという話があった。何ヶ所か動きで笑いが起きるところがある狂言。最後の方に盛り上がっていく感じで・・・最後主人・太郎冠者と使いのもの(シテ)の会話。ものの本によれば良い会話をしているのだが・・・聞き取れなかった。音としてはなんとなく分かったのだが意味がわからない。多分美しい言葉なんだろが観ている方が能力がないので・・・・。
正直今回のメンバーは若手中心だと思っていてまぁ値段なり(全席2000円)の狂言堂かなと思っていたが中々よかったです。というか全体的に若手の年齢があがっているという気もしないではないが全体的にレベルアップしているという事には違いないので
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