2014・12・13 狂言づくしの印象
13日、豊田市能楽堂で行われた「狂言づくし」を観に行った。
まずは当主万蔵氏による解説。狂言全体・能舞台の事を中心に話をされていた。印象に残っているのは能舞台の後ろの壁(鏡板)に松以外に梅が少し書かれたものがある。それは加賀藩・前田家の家紋「加賀梅鉢」に由来するものでそれが書かれている能楽堂は加賀藩か前田家になにか関係があるものという話をされていた。豊田市能楽堂は書かれていないのだが・・・万蔵家は前田家お抱え能楽師の子孫なので・・・。
1曲目が水掛聟:この狂言は何度か見た事がありストーリは知っていた。まぁ本当に一番印象に残っているのは私の後ろに座った高齢の女性2人組みで・・・小さな声で話しするんだよね。狂言のストーリー展開の予想を話して、それに対して笑っている。全然おかしくないところで笑っている。多分頭の中でも次の事を予想して笑っているんだろが・・・まぁそうゆう楽しみ方もあるんだろうが周りは迷惑で・・・。「しゃべりたいなら外でお願いします」と言いたかったが・・・高齢者だし、狂言を楽しんでいるのは確かだし、それほど大きな声ではないし・・・という事で結局イラッとしながら最後まで狂言を観る事になる。今回聟が太一郎氏で相手の舅が能村祐丞氏で面白い狂言です。以前他の家のものを観たとき登場人物が肩衣を着ていたと記憶していたが百姓の作業中という事を考えると肩衣はないほうが自然なのかなと思った。
2曲目が無布施経:野村萬氏が住持で野村万禄氏が施主。この狂言も何回も観た事のある狂言で色々な演出があると思う。私的にはいつもあるはずの布施を仏壇の周り置いてないか住持がきょろきょろ探す動作が好きなのだがその動きはなかった。住持がお経の最中に何回も世間話を施主に持ちかけるのが印象に残った。
3曲目が止動方角:太郎冠者を野村万蔵氏が演じる。1曲目が太一郎氏がシテ(主役)2曲目が萬氏がシテ3曲目が万蔵氏がシテで世代的に3世代がシテをしていることとなる。この狂言も何度か観た事のある狂言でストーリーはわかっていた。舞台全体(橋掛かりの端の方まで)を使っていて大きく表現されているという感じがしてよかった。私が座っていたいた場所が脇正面の橋掛かりに一番近い場所で間近で観る事ができてよかった。なにかが突出しているということがなく狂言らしい狂言という感じでした。
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