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11月21日 国立能楽堂 狂言の会

21日、国立能楽堂の狂言の会に行く。今回は「大蔵虎明没後三百五十周年記念」という名前をつけての狂言の会。

全体的に楽しい狂言というよりも「芸」としての狂言といった感じがした。当然狂言だから面白い面も沢山あるのだが・・・普段の狂言という感じではなく「余所行きの狂言」という感じがした。

まずは大蔵彌太郎氏の話。大蔵宗家の狂言はあまり観る機会がなく当然大蔵彌太郎氏の話を聞く機会は今までなかったと思う。その為、ほとんどが私にとって聞いた事がない話だった。能舞台の話や道具(扇)の話が中心だった。この辺は能と考え方が一緒なのかな?などとも思った。本日子方(こかた)の大蔵彩乃さんが最後の舞台という話をされていた。狂言の家に生まれて今まで稽古をしてきたが女性という事で舞台に立てるのが子方(子役)までとしているという事で・・・子方は小学校卒業までとしているらしい。今年6年生で来年4月より中学生との事。舞台を見て思ったのがいい声していてこのまま舞台に立てないというのはもったいないという感じがした。まぁそれが狂言の家の決まりごとなので仕方がない。

眉目吉・・・茂山千五郎家の狂言でパンフレットによると虎明本にはあったが江戸中期には廃曲になっていて分家の八右衛門派の台本に残っていたものを昭和47年に復曲させてその後平成4年虎明本から作家2人が練り直して茂山千之丞が演出したもとの事。総勢7人が登場する狂言で面白い狂言だと思う。茂山家の狂言にしては羽目をはずしていないという感じもしたがストーリーは羽目をはずしている気がするが・・・この眉目吉で今回使われていた面は

20121121ts_020_2 とのこと。制作時期としては江戸時代19世紀とされているので江戸時代後期という事になると思う。刻銘は「久」という文字があるとの事。この狂言ではもう1つ面が使われるがそれについては特に掲示ない。多分千五郎家が所有している面だと思う。

東西迷・・・山本東次郎家というより山本東次郎氏による1人狂言と言ったほうが良い狂言。この狂言を現在できるのは東次郎氏しかいない。虎明本にあるが上演記録のなかったものを平成16年に東次郎氏が上演したもの。35分間1人で話ぱなしの狂言。観ていて思ったが東次郎氏の摺足の強弱・スピードこれ観るだけでもすごいと感じた。本当にすばらしい狂言でした。

金津・・・大蔵宗家独特のイントネーションなのでしょうか?都での親(彌太郎氏)とすっぱ(吉次郎氏)のやり取りには今までにない感覚を受けた。表現はムチャクチャ悪いが酔っ払っている老人が大きな声で会話している。という感じでしたね。多分これは大和言葉のイントネーションを忠実に受け継いできているからなのかなと思う。狂言そのものは楽しい狂言でやっぱり子方が光っていたなという感じでした。

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